人類のその 住み分けは明確になったのは 人類が降ろされてから10万年後のことであった 

黒人社会から自ら離れていった人たちは今まで住んでいた温かい食べ物の豊富な楽園とは異なる地域の移住を余儀なくされている

そこはまだ 比較的温暖な地域ではあったが 

乾季や 雨季 それに伴う年間の温度差があって

しのいでいくにはそれなりの工夫が必要な場所であった

そのため なんとか生き延びるためには 知恵と工夫が必要で

ある程度の知恵とチャレンジ精神が求められたのである 

この領域の人々はやがて 黒い肌の色があせて 褐色系の人種となっていく人たちである 

次に その褐色系の人種の中からさらに他人の生態 能力を脅威に思う本能が発動する

人類投下から約200万 年経った時だ 

褐色系の中でも 自分たちは弱いと感じる人たちがまた 分離していく 

それが 黄色人種 だった

さらにその黄色人種の中から離脱する人々が出てくる 

それが生命力としては最も ひ弱な白人種であった

現在地球上では最も勢力を持つとされている白人種だが 

生命力という点では最も劣る 部類に入るようだ 

結果的には 最も寒い地域に追いやられたと言えるが実際は自らが離れていったということである 

だから 白人は元を正すと黄色人種であり 黒人でもあったのだ 

人類投下から500万年後であった

この人種差別 発症のシステムは

最初に 黒人が他の人種を追い出したということではなく 

生命力の弱い人たちが自分から離れていったということにある 

それが次第にすみにくい 北方の寒い地域に住むことを余儀なくされていく 

その結果 肌の色が日に焼けなくなってゆき 色あせていくということなのである

しかし 例えば 白人 種の中でも黒人の中でも体格や生命力の格差というものが出てくるはずだ 

その場合は また 棲み分けを始めるのかと言うとそういうことがないように思う 

これはどうしてなのであろうか