ムルタムにイエス 転生 27万年前 

エスの前世 

やはり 名前がはっきりと出てこない シュー・トルードとは聞こえるが シューのところが 翻訳できない 

一般庶民の男性で生まれている 

結婚していて 奥さんも子供もいる

奥さんは漁師の奥さん という感じの人で住まいはむしろでできて掘っ立て小屋で屋根は葉っぱでふいている

粗末だが 風通しが良くて涼しい住まい だ

仕事は半分 学者 半分 漁師という形で 

学者というのは 海洋生物学者で報酬をもらって 王家から依頼された案件を調べている

元々 イエスは 漁村 生まれで都市に出て勉強して地元に戻っている 

当時のシステムとして留学 補助金 システムというようなものがあって

都市で勉強している間の資金は貸してもらえて 後で出世払いという形で返済していく 

エスはどうやらそのシステムを使って海洋生物学を勉強したようだった

ムルタムでは以前からずっと 風土病のような不治の病が流行っていたが

ここに来て 全土に蔓延し始めていた

症状はこの病にかかると体が黒くなって縮んでいって枯れ死のような状態でなすすべもなく バタバタ死んでいく 

原因が全くわからずその治療薬や対症療法 を 海洋生物学の方面から研究していたのはイエスだったのである

国はこの病の根治のため いろいろなところから情報を集めていて イエスはその一つだったのだ

当時にしかいなかったイルカに似た存在や

クジラ、海竜などにテレパシーで色々と聞いている 

はじめのうちは 健康食品のようなものを聞いているがどうもそれでは気休めにしかならないようだった

最終的には地上を捨てて海で暮らすことを勧められている