このような丸いステップの乗り物や食料衣服などの必要最低限のものは国家からの支給品になっている 

よく見てみると基本的に人々は働きたい人だけが楽しんで働き 働きたくない人は働かなくても良いという ある種の理想郷になっている

このシステムは最初からいきなりあったものではなく 

ラ・ムー が神の告げという形で 何世代かに渡っておろすことで 次第に形作られていったものだ 

下ろしたのは銀河団で本来なら 今回の我々の文明 もこういう形にしたかったようだが いろいろ ボタンの掛け違いがあって どうしようもなかったようであった

ムーのエネルギーシステムのベースは水素であった 

直径が3km もある巨大なドームの中で水素を使って発電している

核反応ではなく 化学反応 だから詳細に 研究 すれば 今の人類もこのエネルギーシステムの恩恵に預かることができるかもしれない

オリハルコンという結晶 鉱物と何か 微量金属の合成でできた電極棒と 水素が強力に反応している 

その反応から電気を取り出して 都市の機能を賄っている 

オリハルコンは現代文明の人類はまだ見つけていないがちゃんと 存在している

結晶化しているから 金属ではなく 鉱物だと思われる

ムルタムと違って ムーは完全な物質世界の事象であるから 何とかそのうち このシステムは解明 されていくだろうと 期待する