この時点で人間以外の幻 人=妖怪系 精霊たちは地上での進化を終わっていたと言ってもいいかもしれない 

幻人達には極端に言えば 生きる 動機 あるいは欲というものがない

自然と一体になっていて消えていくのなら それが運命ならそれでいいという 諦めというか 一種の諦観のようなものがあった

円熟した老境の意識とでも言うのだろうか 生きているだけで幸せという スタンスにおける彼らのステージはある 意味 このムルタムでピークを迎えたのであった

しかし 人間はここからさらに何かを成し遂げ何かになるという時間性を帯びた 命題に従って生き続けなければならなかったのである

まだ 滅びるわけにはいかない もっとやりたいことがある 

そういう欲望 自我が非常に強くてまだ若い よく言えばチャレンジャーの細胞を人類は保っていた 

これで ムルタム に転生したサタンをこれから紹介していく 舞台の様子が だいたい 説明できた

サタンはこの大陸に今から28万 年前に生まれている

ちなみに ブッダは その1万年前 イエスは その1万年後と不思議な配列で出ている

ところでイエスブッダもムーや アトランティスに 華々しく出ている としている説もあるが 

現代文明に存在したイエスブッダの直接の前世は このムルタムに出ているのである