ジュラ紀の大絶滅 1億3500万年前
ジュラ紀末期 には 地球生態系の大絶滅があった
原因は 中規模の氷河期であった
中規模 と小 規模 それに 寒冷紀も含めるこの氷河期が断続的に襲っていた
三畳紀を通して ずっと暖かい気候が続いていたのでいきなりの 寒冷期に耐えられる植物がなかったのである
地上の木々にはほとんど 絶滅に近く枯死してしまった
海も せいぜいも藻類が残っている程度であった
しかし あの大氷河期のペルム紀の大絶滅の時でも海には 5m くらいの動物が生存していた
それなのに なぜたかだか 中規模の氷河期で海の中も 壊滅状態になっているのか
そこで 海の水温を調べてみた
ジュラ紀末の 中規模氷河期
前の水温15から35度
中の水温2°cから18度
後の水温8°cから40度
そしてペルム紀の一番寒かった時の水温、平均ではあるがこれが2度から4°cであった
そうしてみるとやはりペルム紀の海の方が水温が低くて住みにくいはずなのだが
どうしてジュラ紀末の海の方が生物には過酷な環境だったというのであろうか
そこを追求してみた
するとここではあるバクテリアがその不可解な現象の鍵を握っていたのである
ジュラ紀末の海には水温が低くなると元気になると繁殖するバクテリアがいた
しかもそのバクテリアは酸素を供給する水生植物を淘汰してしまっていたのである
そのため海の中の酸素がなくなって プランクトン
それを食べる小魚 それを食べる大型の動物
といった食物連鎖が元から断ち切られてしまっていたのである
しかしこの環境でも アンモナイトは生き残っている
海の底に潜んで自らの形態さえも変化させて環境の激変 を何とかやり過ごしている
なお 恐竜たちはある程度 保護されていた
その際 選別はあったようで DNA の持っている生体の安定度と繁殖力を重視したようであった
ジュラ紀の絶滅時、大気の酸素濃度
前 15から16%
後 7から8%
ジュラ末期に地球の磁極の移動があった 反転ではない
それによって大気圏の気流の流れに大きな変化があって 各地域で砂漠化が進んでいる
環境が激減して多くの植物が枯死している