恐竜 プロジェクトを立ち上げたグループは生命というものに対しての理解度が低い連中だった 

特に エル・ランティー 派の人間たちの特徴は 愛と情の区別がつかないというところにある 

だから彼らへの裏切り行為に対しては 徹底した攻撃性と冷酷さを見せる

情という形質の本質はその中に元々二元性を持ち 感情への執着という部分と それが実現しなかった時 裏切られた時に発言する冷酷さ という相反する情動を有している

歯止めのない恐竜人間 にこの情という形質が組み込まれた時すでにその運命は決定的だったということが言える

竜人間 はさておいて情動を組み込まれていない純粋な 恐竜たちは すくすくと白亜紀末まで 進化していった

もちろん 途中でいくつかの 大絶滅の危機もあったのだが 

ジュラ紀 白亜紀と次第に巨大化 多様化を成し遂げて1大 恐竜 文化を築いていったのである 

この新しい恐竜人間たち も 白亜紀の末には人間との共生が図られている 

しかし 邪悪さを取り除いたはずの 恐竜 人間はここでもやはり人間を襲って殺して食べている 

でもそれは人間も同じことであった

同族に対してはあまりそういうことはしなかったが 敵対関係にあると人間同士であっても殺して食べている

身内で食べている場合もあるが それはその親しかったものから力をもらうために その部位を食べる習慣があったようだった 

また女性は 戦利品であって それを犯して 囲って食べている

女性にはもちろん 恐怖はあったが 怒りもあって拉致されていても 選択権は女性にあると思っているようで ものすごく憤慨している

無理やり というのはこの時代でもやはり 誇り を傷つけられるようだ 

食べるということに関しては 食料があまりない時代だったということがある

そういう文化であったということもあるが 以前の 恐竜 人間のような極端な邪悪さが人間に向けられるということはなかったのである 

当然 人間と恐竜人間の間には子供が生まれてくるが 今回はだいたいは子供は人間界に戻されている

しかし父親の興味本位で恐竜 社会に取り残された子供は下手をすると他の 恐竜 人間に食べられている