ここからが本題になる
恐竜人間 プロジェクトのメンバーは 恐竜人間が完成するとできるだけ早くその勢力圏を確保しようと 3箇所の時代に同時に下ろす
それが
3億6583万年前 石炭期
2億7700万年前 ペルム期 中期
6559万年前 白亜紀末
この3つの時代であった
これはプロジェクトの初めに色々な時代に行って優秀な遺伝子を集めたことがあった
その時に起こした時空の歪みをこの時に解消しようという意図もあったようだったが
さらにその歪みを拡大することになっている
プロジェクトの中には jumu のタイムマシンを使うことが許可されていた 担当がいたにもかかわらず
タイムマシンの使用に当たって正式なルートを使って 時空を移動していないというような ずさんなことをしていたようであった
だから 前述したように 恐竜人間の暴虐 というものは時代を超えて 3箇所の時空間で行われていたのである
恐竜 プロジェクト
そして2億7700万年前にはこれまで 恐竜人間 の開発で得られたデータを元にして動物種としての恐竜を地上に降ろしている
恐竜 人間ではないので ここは間違いないでいただきたい
この時期に 降ろした理由はいろいろあるようだが 人類に対しての見せかけのパフォーマンスとして
爬虫類から恐竜が発生していたという形を時系列でたどることができるようにしたかったということがあるようだ
人類に対しての見せかけのパフォーマンスというよりは タイムパラドックスを生じてしまった その修正のための 辻褄合わせということのようである
もちろん 人類における意識の統合と補完ということも重要課題ではあった
この場合の補完とは 他とのバランスを保つ という意味が強かったようだ
だから後からも 度々出てくるのだが 地層や化石 生きた DNA に至るまで相当 手を加えている
これは ダイナミックで面白そうだから
楽しいからどこまでできるかやってみたい
そういう動機で始めている