ここまでは 恐竜人間の邪悪さを問題にしてきた しかし jumu が犯した罪はこんなものではなかったのである 

一番問題になるのは このプロジェクト自体 jumu の上層部には知らさないで 勝手に 前述の4組が突っ走ってしまったことにある

さらに問題なのは人類を管理するべき役にある jumu のメンバーがここに積極的に加わっていたということである

このメンバーを後で追求したところ エル・ランティや エホバの信奉者であったということがわかった

最終的には jumu から離脱してエホバに走ったものもいる 

エル・ランティは単なる カモフラージュに近くて本当の黒幕はエホバ であると判明した 

そしてエホバは 現在の人類の文明にも深く関わっているのである

そもそも 地球という カテゴリーの生態系に新たな生命体を作り出すということはそう簡単なことではないようなのだ 

現在 人類は 遺伝子をいじくって クローンや 新種の生命を作り出そうとしているが 原始的な生命や シンプルな細胞くらいはあまり問題にならないのだが 

高度な生命体を地球の生態系に入れ込むということはとんでもなく大変な仕事なのだそうである

恐竜プロジェクトは 地球生態系の綱という綱目にまで遡った 深い ベースを持つ生命創造を目論んだ 

そしてそれを jumu の上司に相談せずに勝手に実行してしまったのであるが

 jumu の組織というのは巨大な組織であってその中の化学班はそれなりの科学力を持っている

だからきちんとした 申請を恐竜 プロジェクトがしていれば問題はなかったのだが 

それをやっていなかったのである