この時代 恐竜人間にとって人間は食料であっておもちゃでもあった 

しかし 中には変わった恐竜 人間もいて自分の子供を宿した人間の女性を逃しているのもいる

人間社会に戻って そこで生まれた二世の子供の中には恐竜人間の強靭な体と人間の知恵を合わせ持った ハイブリッドがたまに出現している

そうしたものは 人間社会のリーダーになっているものもいる 

竜人間が人間界に下ろされてからの1000年間は人類にとっては 恐怖 そのものであった

人間の生命にとっての恐怖がこの時代に 根源的なものとして 染み込んでしまっている 

そこで 植え付けられた根源の恐怖はこの後 解消 すべく 修復を試みてはいるが 完全に 払拭はできなかったようだった

この部分は なかなか納得いくものではなかったので jumu に質問をした

竜人間は人間にとって意味があったのでしょうか

 jumu 人間にとっての恐怖というものが この時代に深く インプットされている 

人類にとって変わるという可能性もあったが 人間自身にとっても意味があった

だからどちらに転んでも良かった

ある段階を乗り越えるために 恐怖 があるということを体現しなければならなかった

人間は本当の恐怖を知らないし 知ろうともしない 

極限まで追い詰められるということをしないいつも逃げている

だから枠の中で 限定してきっちり 恐怖を味わわせる必要があった

しかし ほとんどの人間はなすすべもなく おもちゃにされ 食べられて次第に減少していく

このままここで人間を絶やしてしまってはいけないと さすがに jumu も 1000年後に別な場所に人間を保護している