サタン 4回目の転生 さて この地上におけるサタン 最後の転生になる。この時は女性で出ている。場所は 現在の南米の地理の中央より少し 南の太平洋上にあった ムルタム 大陸 これはミュートラムと表現する人もいる ここであった。 ムルタムは約70万年前には 群島として地上に存在していたが50万年前に一度 埋没している。 それから40万年前には再び 浮上し始めて32万年前にはかなり大きな島というより大陸に近いものに成長していた。オーストラリア くらいはあった 。 この大陸はやがて20万年前には移動を始めて大半が海没してその一部が南極大陸と合流している。 ムルタムは 地球史上 かなり重要な位置を占めていてその大陸 自体の特殊性もあるが地球のこの時代にしかありえなかった環境 そしてそこに転生していた ブッダ や イエスさらに今回の主人公である サタンなど現代の人類文化に直接大きな影響を与えているパーソナリティが生まれてもいるのだ。 だから焦点はサタンに当てていくが、ある 意味 地球における人類進化のピークに達した この ムルタム文明を説明することとする。 まず ムルタム文明を話すには 物質の波動性ということを説明しなければならない。 しかし 物質波動と言ってもなかなか 簡単に説明できない ある程度説明する。 物質波動というのは物質そのものが持っている 固有 振動ではなく、物質は固体であると同時に 波動 だという概念が 量子力学にはある。 この場合はこの物質そのものが 波動であるという概念が重要な イメージになる。な お固有振動というのは物質を何かで刺激を与えると叩くとかある一定の振動数でふるえる あるいは 音を出す。 この振動数をこの その物質の固有振動数という。例えば 時計などによく使われている クォーツ 水晶 などはその振動数が安定しているので精密な 振動数を必要とする部品としてよく用いられているようだ。 我々は物質は手で座ることができるし 持ち上げることも その感触を暑いとか冷たいとか ゴワゴワしているとか感じることもできる。 だから 感覚的に物質はそこに しっかりとあるものだという実感を持っている。 しかし 物質の本質はある程度 突き詰めていくと量子力学的にはどこまでも 細かく 原子 以下の単位まで見ていくと量子力学の原理的法則 不確定性原理というものが姿を現してくる。 ここではその説明は省くが究極 近くまで物質を観測していくと最終的にはしっかりとした物質という感覚 よりは ぼんやりとした 波のようなものでしかなくなっていくのである。 この波は存在確率の蓋然性というちょっと面倒な言葉になるのだが ここでは ぼんやりとした波というくらいに思っておいていただきたい。 結論だけをそのまま流用すると物質は波であると言える。 そしてここからは 未だに科学の調べるところであるが 物質波動の振動数によって 神界 霊界 幽界 人間界( 物質界) 地獄界という具合に世界が形成されている。 もちろん そこに生息する人間 (霊魂)もその波動に準じる。 非常に重要な魂魄体という概念だけを述べる 。