エル・ランティはこのパイトロンを使ってまた別の策略をしている。 あまり頭が良くない人物だと思うのだが こういうことに関してはとことん 頭を使っている。 パイトロンを通した魂 というのはある 意味 新生してくる、新しく生まれ変わるという形に近い状態で出てくる。 その時 エル・ランティはちょうど 鳥のヒナが孵る時に最初に見たものを親と思うように パイトロンから出てくる魂に同じような条件付けをする。そうすると否応なく パイトロンにかかった人たちは皆エル・ランティのもとに帰ってくるようになるのだ。 彼が 現在地球 霊団の2大派閥の一つの長である理由がここにある。 それにしても他者から見ると どうしてそこまで 権力にこだわるのかと思うが 彼の課題として  霊的なパワーを増すのが 命題 ということがあるようだ。 なぜ 何か得があるのか と聞いてみたくもなるけれど 君臨するだけのパワーがあるということは自分の自信になるということのようである。 彼はこの宇宙における 究極の目標である二元性を超えようなどとは これっぽっちも考えていない。 この世で君臨することが最大の目的だ。 それが彼にとっての愛であり みんなを救うことだと思っている。 また下のものはそれを求めることが救いだと思ってもいるのである。 つまり これは愛とする認識レベルだということだ。 そしてそのレベルに支配する側される側という側面は違うが同じ土俵で蠢いているのが 今の地球 人類の 86%ということになる。 サタンは エル・ランティだった いよいよ 話はバカバカしさの極みに至ってゆく。 しかし確かに バカバカしい話ではあるが この事実を知らないまま 踊り続けている人類は一体何なのかである。 それは踊らされているということもあるが踊っているという認識を持つことが最初の一歩であり それがこの実にばかばかしい 愚かしいシステムからの解放へと導く限りにもなるのだ。 エル・ランティは前述したように自分もパイトロンにかかっている。この時 4つに分割している。 そしてその時 自動的に 2対2に完全に分かれてしまっていたのである。 エルランティ  プラスとマイナスの善方向が2個 サタン プラスとマイナス の 悪 方向が2個 こういう形で分断している。ここで問題なのは善悪 方向 というのはわかるのだが その中にプラスやマイナスがあるのは何なのであろうか。 これは積極性 や 消極性という 属性だと考えていただきたい。 つまり 善という特質を持ちながらも その中に、積極的に善を表現しようという姿勢と、その反対のあまりそういう表現をしたくないという姿勢の問題だ。 ここでは別れた 魂を サタンと言っているが サタンという名前はその魂の3回目の転生での名前である。