イルプロラシオンという星の説明をする。その惑星の地表は 岩や 土だけではなく多くの部分がゲル状の有機体のようなもので覆われている。 この妙なものは半ば 生きているような動きをして、移植された時はごく小さな範囲だったのだが 自ら どんどんと 増殖して 惑星の地表を覆うようになっている。 また単に苔のように地上を覆うだけではなく分裂をしてちょっと大きな、およそ10cm ほどのアメーバのような形状で動き回るものも出てきている。 そしてイルプロラシオンの住人だが、彼らは一見 植物のような形態をしている。顔らしいものは一応あるのだが 腕から手にかけては長い 笹の葉のような手になっていて ひょろ長い 胴体の下には 根のような足が出ている。 これで とりあえずおぼつかない様子ではあるが 地上 歩き回ることはできた。 勘のいい人々はこれは 大川隆法が書いていた、古代の金星人である ユリ 人間にそっくりだなと思われるかもしれない。 食べ物は足から直接大地を覆っている 前述の 有機体状のものから栄養を吸い取るか アメーバー状の動き回るものを捕まえては小さな口でチュゥッ と吸っている。 彼らは多分 植物だから水分はどうしているのかといえば手の笹の葉っぱのようなところから大気中の水分を吸収している。 しかしここで誤解されないように一言言っておくが、彼らの住むヴィーダ星系は全体が物質波動のレベルではなく 魂魄物質であるので 有機体とか 水分とか表現するが 決して それは地球上のそうしたものには対応していない。 これは頭に留めておいていただきたい。 例えば水分は H 2 O ではない。 彼らは一応形式上は男女の別はあったが実際に性交して繁殖するかというと そういうことはできなかった 単性生殖というか ある時期が来ると一瞬外側が繭のように硬くなって中が真っ二つに分かれて 分裂している。 だからあまり 男女の意味がないのだが とりあえず男と女の区別はあったようだ。