基本 物質

この宇宙の星と星の間にはごくわずかの星間物質を除けば 

ほとんどが 何もない 真空になっている

そのため 我々は宇宙空間を移動する場合は ロケットに乗り 

完全 機密になっている 宇宙服を着て旅をする 

その宇宙服の中に一定の気圧の空気を満たさないと呼吸ができないのはもちろんだが

もし外の真空と同じ状態になってしまったら体はパンパンに風船のように膨らんで

内臓が飛び出して表面の血管が切れて血が全身から飛び散ることになる 

真空 と言われる 宇宙空間がほぼ0気圧なため

人間の体の中の圧力…

通常は 大気圧と釣り合うように 1気圧の圧力を外に向かって持っている 

…これでそういう現象が起きてしまうのだ 

それは宇宙空間の真空 という状態には何も存在がないと信じられているからなのである 

しかし 真空は本当に何もない空間なのだろうか 

昔 つまり アインシュタインよりも前の世界は

エーテルという架空の存在を真空に当てはめていたこともあったが 

マイケルソン・モーリーの実験で、真空中には光の媒質となるようなものは存在しない 

少なくとも エーテルのような 媒体は存在しないということが分かった

が 現代の量子力学では また新たな 真空 の解釈が出てきている

ここでは 量子力学の解明途中な解釈ではなく ダイレクトに真空の姿を解明していく