エル・ランティはそもそも 地球 霊界を上と下から統合していこうとしていた。彼の中ではサタンという性を持つ部分があることはわかっていた。 だから分割することにしたのである。 しかし サタンは全く言うことを聞かなかったのだ。 そこで エル・ランティはサタンを自分とは異なるものとして認識することにした。ところがそばにいるものはみんな サタンがエル・ランティだということを知っているわけだ。 だからせめて 我が子という言い方で、いつでも悔い改めて戻っておいで という言い方をしている。ここではナンバー 2だった エル・カンタス ( エル・カンターレ) も分断している。 別れたのはミカエルとルシフェル だった。 ミカエルは エル・ランティに付き ルシフェル はサタンについて行っている。 それでは ここで エル・ランティ自身の この地球上における転生を 説明する。 彼自身はずいぶん 隠したがっていたが。 まず1回目の転生は3畳紀 であった。 周りは森林が茂る産地だったが山の中腹あたりにある崖下のいくつか 洞窟が点在するところを拠点にコロニーを形成している人間の村長さんのような役で出ている。 大体3000人ぐらいの当時としては大集団に近いコロニーのリーダーだった。 特にその時何をしたということはないのだが ラ・ゴーツという名前でやはり ここでも 名前の前に何か 尊称のようなものをつけている。相当 そういうものにこだわる人物のようだ。 彼らは農耕生活を営んでいた。 農耕 と言っても 洞窟の室のようになったところで苔やキノコの菌糸 類を栽培して食べていた。 三畳紀には当然 恐竜はいたので 人間のいた 大陸と別なところに分けられて はいたのだが、それでも いくらかは混じってきているのである。 だから 山の中腹にいたのは恐竜たちを避けていたということもある。 エル・ランティーに なぜ これまでの転生を言わなかったのか と質問すると取るに足らないものだから と返答だった。 2度目は今から2万年前のムー大陸だった。 これは本人が勝手に こちらが本当の ムー大陸だと言っているので ムー大陸と 便宜上 いったが 実際には 450万年前に 本当の ムー大陸が存在している。 彼の言うムー大陸というのは全く違った場所のことだ。 彼は自分の部下が本当の ムー大陸でたくさんの手柄を立てたのでそれが認められず自分が出たところを ムー大陸と勝手に 詐称しているにすぎない。 3度目はエジプトに出ている。 ここでは神官として 少年王 ファラオの8代目と 9代目に仕えている。 古代エジプトのファラオはどうやら みんな少年だったようだ。 エル・ランティはこの時 宇宙の真理 人類の幸せを探求 というテーマで生きて わりとまともな人生を送っている。