中庸
そこをどう処理するかが 進化の分かれ目になる
方向性を定めるということは人生においても大切なポイントにはなるが
一方向だけの人生というのはかなり 偏りが出てくる
この偏りが頑固という形質になりきってしまうと
今度はまた進化の速度が極端に遅くなってしまう
方向性は定めるのだが そこに生じるぶれというものを全て排除するというのではなく
そのブレを味わいつつ 常に 軌道修正をかけながら
方向性を保つということが大切だ
このブレは一見 自分の人生とは関係のないようなことかもしれない
あるいは全く趣味の合わない友達かもしれない
しかしそこは味わうことにより 染まらないで
自分の方向性を見失わずに 軌道修正できた時には
単純な一方向だけの人生に 新たな味わい が生まれてくるのである
これ が多様性の効果であり 中庸の生き方というものなのだ
中庸というのは平均的な生き方
中間の位置にある生き方という意味ではない
右に左に揺れてブレてフラフラはするのだが
ちゃんと中心=自分の方向性に軌道修正できる生き方が中庸なのだ
だから中庸というのはたくさんあるのである
その人の生き方=方向性の数だけ中庸はあるのだ
そう考えると結構中庸というのはダイナミックな生き様ではある