我々は実存という存在により命をもらっている 

すると 我々の上に存在する

魂魄体 幽体 霊体などは我々とは全く関係がないのであろうか 

そうでもないのだ 

実存は我々の肉体にどうやって作用するのかといえば

直接作用するということではなく 

上から順番に 霊体 幽体 魂魄体と作用しながら下がってきて 

肉体に作用するのである

つまり私たちの肉体を直接 司るものとして

まず顕現するのは一つ上の魂魄体になのだ 

そして 魂魄という体はまた魂でもあるので

我々は魂は ふわふわ風船のように飛んでいるもの 

あるいはお墓の上を飛ぶ火の玉

という認識がどこかにあるのも仕方がないということ

魂魄というのは限りなく 物質に近い存在だから

条件によっては 我々に見えてしまう場合がある

それを私たちは自分の本体 、魂として認識しているという段階だ 

一般的に言えば 魂というのは普段 我々が精神と言っているものだ 

例えば人間は肉体だけではない 精神があるんだから

というように肉体の上に位置する 何かとして表現している 

あるいは心といっても良い 

あるいは 良心であろうか

とにかく 我々 肉体を一段上からある程度離れて見ている 存在が

あまり 周りの見えていない肉体を導いているという形をとっているようだ

しかし 通常 よく言うように 

魂のために肉体は存在している

肉体のために 魂が存在しているのではない 

という論法には異論がある